腰の痛み

【腰痛の診断の為に伺う事】

腰の痛みが出る原因は様々であり、診察する前に少し時間をいただき多くの問診を致します。

年齢、性別、職業、急性か慢性か、けがか炎症か、発熱はあるか、趣味やスポーツなどどのような時に増悪するか

痛みの部位や範囲は、シビレはあるか、足に力が入るか冷えや震えはないか、などをお聞きし、的確な診断に役立てます。

【診断】

腰椎の動き、運動痛の有無、知覚障害や運動障害の有無などを確認します。

また疼痛誘発 テストや血行障害検査などを行います。

必要に応じて腰椎のレントゲン撮影やMRI検査(必要な場合は他医をご紹介し、その結果は当院で詳細にわかりやすく説明いたします)などを行います。

【処置・治療】

腰痛が出現した場合、以前はまず安静にするよう指導していましたが(骨折や感染を除く)

最近では最初から少しづつ体を動かして行くことが勧められています。

また、冷やすよりは温めた方が良いとされています。

急性腰痛と慢性腰痛では処方する薬を変わります。

急性期は従来の消炎鎮痛剤を(ロキソニンやカロナールなど)処方しますが

慢性腰痛に対しては慢性疼痛治療薬や神経障害性疼痛治療薬などを使用します。

但し色々な副作用が出現する事があり(吐き気、眠気、便秘など)、処方時に予防対策を行います。

当院ではこのような薬物療法と共に、物理療法(温熱療法や牽引、干渉波など)や注射療法

運動器リハビリテーションなどを行い、早期に腰痛が軽減し

平素の日常生活に戻っていただように心がけています。

【ご自身で行える痛み対策】

    不良姿勢による腰痛や、筋力低下による腰痛は、ご自身で注意する事で予防ができます。

仕事や趣味による腰痛の場合、その原因を見つける事が大事であり、その結果に応じて、体操や姿勢の工夫などをご説明します。

【注意点】

癌の転移や内科的疾患(内臓)、婦人科・泌尿器科系の疾患に夜腰痛は、見逃されることがあります。

また、腹部大動脈瘤や解離性動脈瘤のような致命的な疾患の初期症状ということもあります。

特に安静時にも出現する腰痛や体動に関係なく増悪する疼痛は、自己判断せず専門医(整形外科医)を早急に受診し、疑わしいときは即座に総合病院などをご紹介いたします。

自己流の体操や民間療法は時に逆効果で、症状を増悪する事があり、ご相談いただければ適正な治療方法をご指導します。(特に神経痛の場合は注意を要します)