痛風

【痛風とは】

多くの場合、急に足のゆび(親ゆびの付け根が多い)が痛くなり、赤く腫れあがります。(痛風発作)

明らかな原因は不明な事が多いですが、ストレスや暴飲暴食、温度変化、過多の運動などがきっかけとなる事もあります。

血液の尿酸値が非常に高い状態により尿酸の結晶がが関節の壁に定着し

何らかの要因で剥がれ落ちる際に、結晶が関節を刺激して激しい炎症を生じます。

多くの場合は中年の男性に発症しますが、必ずしもそうでないこともあります。

【診断】

突然関節炎が生じ、激痛と共に皮膚が赤く熱くなっている場合は、痛風が疑われます。

(足のゆび以外、足首や膝、手首などにも発症する事があります)

特に健康診断などで尿酸値の異常(高値)を指摘されている方(特に男性)は注意を要します。

来院されればすぐに血液検査を行い、CRP値(炎症)や尿酸値を測って診断いたします。

急性期の場合はレントゲンには異常がないことが多く、エコー検査をすると関節液の貯留などの炎症所見を認めます。

【処置・治療】

痛風発作で来られた場合は、まず痛みを抑える薬(内服や湿布など)を処方します。

患部の安静と挙上、冷却を行い、炎症がしっかり治ってからと尿酸値を下げる薬を処方いたします。

(すぐに尿酸値を下げる薬を使うと、逆に悪化することがあります)

来院された時に激しい痛みを伴い歩行が困難な場合には、ご希望を伺ってステロイド注射を行う場合もあります。

(注射をした場合、当日は入浴ができません)

【ご自身で行える痛風対策】

痛風と診断された場合、尿酸値のコントロール(正常域になっているかどうか)がとても大事です。

疼痛が治るとすぐに通院を中止する方も多いようですが、尿酸が高い状態が続くと

腎臓の機能が悪化したり(腎不全の原因)、動脈硬化が進んだ結果、脳溢血や心筋梗塞を引き起こすこともなります。

時々起きる簡単な関節炎と簡単に判断せず、全身病の一つであると考えていただき、数年にわたる長期の治療を行ってください。

痛風は生活習慣によって引き起こされる疾患ですので、肥満の予防、極端な運動は中止する

プリン体の多い食事を控える、などご指導いたします。